ページファイルやスプールファイルの場所を最適化するには?
Windows 2000/XP のページファイルやスプールファイルの場所を、標準以外のドライブに変更することで、ディスクアクセスの競合やフラグメンテーションが回避され、システム全体のパフォーマンスが向上することがあります。
このとき、Windows システムとは別のハードディスクに移動したほうが、より効果的な場合があります。
  • スプールフォルダの場所を変える
    1. [スタート]-[設定]-[プリンタ] をクリックします。(2000)
      [スタート]-[プリンタと FAX] をクリックします。(XP)
    2. [ファイル]-[サーバーのプロパティ] をクリックします。
    3. [詳細設定] タブをクリックし、スプールフォルダを変更します。
  • ページファイルの場所を変える
    • Windows 2000 の場合
      1. 「マイコンピュータ」を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
      2. [詳細] タブをクリックし、「パフォーマンスオプション」ボタンをクリックします。
      3. 仮想メモリの「変更」ボタンをクリックします。
      4. ページファイルの場所をアクセス競合の少ないと思われるドライブに変更します。
    • Windows XP の場合
      1. [スタート]-[コントロールパネル] から「システム」を起動します。
      2. [詳細設定] タブをクリックし、パフォーマンスの「設定(S)」ボタンをクリックします。
      3. [詳細設定] タブをクリックし、仮想メモリの「変更(C)」ボタンをクリックします。
      4. ページファイルの場所をアクセス競合の少ないと思われるドライブに変更します。
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ディスクレイアウトの最適化を手動実行するには?

Windows XP は、システムやアプリケーションの使用状況を監視し、アイドル時にディスクレイアウトの最適化を実行します。最適化によって、よく使われるファイルがディスクの連続した領域に再配置されます。

アイドル時の最適化は 3 日以上の間隔でしか自動実行されないので、最適化のための情報が揃い、システムがしらばくアイドル状態で放置されないと実行されません。しかし、次のよう に手動で最適化を処理を実行し、任意のタイミングで収集された情報を反映させることができます。

  1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から Rundll32.exe advapi32.dll,ProcessIdleTasks を実行します。
  2. 最適化が終了するまで、数分から数十分待ちます。
    (CPU およびハードディスクの使用率が 100% になることもあります。)

参考リンク

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ショートカットの追跡機能をオフにするには?
リンク先が NTFS のショートカットには、NTFS を利用した追跡機能や包括的な検索機能が提供されますが、これらを停止するとリンク先が見つからない場合の検索時間を短縮できます。
  • Windows 2000/XP Professional ですべてのユーザーに設定する場合
    1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から gpedit.msc を起動します。
    2. [ユーザーの構成]\[管理用テンプレート]\[タスクバーとスタートメニュー] を開きます。
    3. 右側の「シェルのショートカットの解決に検索ベースのメソッドを使用しない」および「シェルのショートカットの解決に追跡ベースのメソッドを使用しない」をダブルクリックし、「有効」にチェックして「OK」します。
  • Windows 2000/XP で個々のユーザーに設定する場合
    1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
    2. HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Policies \Explorer を開きます。
    3. [編集]-[新規]-[DWORD 値] をクリックし、NoResolveSearch および NoResolveTrack を作成します。
    4. それぞれのデータに 1 を記入して「OK」します。
また、ショートカットのリンク先としてネットワークまで検索するかどうかは、次の手順で設定できます。
  • Windows 2000/XP Professional ですべてのユーザーに設定する場合
    1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から gpedit.msc を起動します。
    2. [ユーザーの構成]\[管理用テンプレート]\[Windows コンポーネント]\[エクスプローラ] を開きます。
    3. 右側の「移動プロファイルを使用中はシェルのショートカットを追跡しない」をダブルクリックし、「有効」にチェックして「OK」します。
  • Windows 2000/XP で個々のユーザーに設定する場合
    1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
    2. HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Policies \Explorer を開きます。
    3. [編集]-[新規]-[DWORD 値] をクリックし、LinkResolveIgnoreLinkInfo を作成します。
    4. LinkResolveIgnoreLinkInfo をダブルクリックし、データに 1 を記入して「OK」します。
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NTFS ドライブのパフォーマンスをあげるには?
ファイルやフォルダの最終アクセス時刻の記録や、8.3 形式の名前生成を停止することで、NTFS ドライブのパフォーマンスを向上させることができます。
  1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Control \FileSystem を開きます。
  3. DWORD 値の NtfsDisableLastAccessUpdate を作成し、値のデータを 1 にセットします。
  4. DWORD 値の NtfsDisable8dot3NameCreation を作成し、値のデータを 1 にセットします。
なお、Windows XP では、次のコマンドを実行することで、上のレジストリを変更できます。
  1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から cmd を起動します。
  2. 次のコマンドを実行します。
    fsutil behavior set disablelastaccess 1
    fsutil behavior set disable8dot3 1

注:Norton AntiVirus/Internet Security などに含まれる Live Update など、8.3 形式の名前生成が停止されていると正しく動作しなかったり、インストールできないアプリケーションがあります。

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不要なサービスを削除したいのですが
アンインストーラのないソフトウェアがインストールしてしまったサービスを削除するには、レジストリの HKLM \System \CurrentControlSet \Service 以下から手動でキーを削除する手法もありますが、リソースキットツールの Delsrv.exe を使うことで、任意のサービスを容易にアンインストールすることができます。
Delsrv はマイクロソフトの Resource Kit Free tool download からダウンロードすることができます。
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印刷すると、一時的にシステム全体のパフォーマンスが落ちるのですが
Windows NT/2000/XP はパラレルポート経由でプリンタへ印刷を行なうときにハードウェア割り込みを使用しません。
このため、パラレルポートに接続されたプリンターに印刷しているとき、一時的に CPU を 100% 使い切ります。
これは仕様なので、接続方法を変更しない限り回避方法はありません。ただし、次のようにレジストリを編集してジョブの優先順位を下げることで、ある程度緩和することが可能です。
(気休めかもしれません。)
  1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE \SYSTEM \CurrentControlSet \Control \Print を開きます。
  3. 右側から REG_DWORD 値の PortThreadPriority をダブルクリックし、値に FFFFFFFF を設定します。
  4. [スタート]-[プログラム]-[アクセサリ] から「コマンドプロンプト」を起動します。
  5. 次のコマンドを実行します。
    C:\>net stop spooler
    C:\>net start spooler
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cisvc が CPU time を大量に消費しています
Windows の動作が遅かったり、数時間おきに大量のディスクアクセスが発生してパフォーマンスが悪化したときに、タスクマネージャを起動して [プロセス] タブを開くと cisvc.exe が多くの CPU time を消費していることがあります。
cisvc は、インデックスサービス (ファイルの検索を高速化するためのサービス) なので、次の手順で停止することができます。
  1. 「マイコンピュータ」を右クリックして [管理] をクリックします。
    「スタート」をクリックし、[マイコンピュータ] を右クリックして [管理] をクリックします。(XP)
  2. [サービスをアプリケーション]\[サービス] を展開します。
  3. 右側のサービス一覧から Indexing Service をダブルクリックします。
  4. 「停止」ボタンをクリックし、スタートアップの種類を「手動」または「無効」にして「OK」をクリックします。
参考:IIS でインデックスサービスを利用している場合、cidaemon が起動されます。
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System Idle Process が CPU を使い切っています
タスクマネージャの [プロセス] タブを開くと、System Idle Process というプロセスが、CPU を 100% 近く消費していることがあります。 System Idle Process は、CPU で実行するタスクが何もない場合に実行される空プロセスなので、CPU リソースを消費するようなプログラムが実行されていない場合、常に 100% 近い使用率を維持します。
(例えば、System Idle Process が 99% と表示される場合、CPU は 1% しか使用されていません。)
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Windows XP スタイル (Luna) を完全に無効化するには?
Windows XP には Luna と呼ばれる視覚スタイルが適用されていますが、見た目よりもパフォーマンスを優先したい場合や Luna が気に入らない場合、次の手順で無効化できます。
  1. デスクトップを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
  2. [テーマ] タブのテーマ(T)で、「Windows クラシック」を選択して「OK」します。
  3. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] から services.msc を起動します。
  4. Themes サービスをダブルクリックし、スタートアップの種類を「無効」に設定し、「停止」ボタンを押して「OK」します。
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Windows XP のパフォーマンスを向上
Windows XP で次の手順を実行すると、追加された視覚効果を無効にして、パフォーマンスを最優先することができます。
  1. [スタート]-[コントロールパネル] から「システム」を起動します。
  2. [詳細] タブをクリックし、パフォーマンスの「設定(S)」ボタンをクリックします。
  3. [視覚効果] タブの「パフォーマンス優先」ボタンをクリックして「OK」「OK」をクリックします。
    (チェックボックスで個々の視覚効果オプションを有効/無効にすることもできます。)
上記手順で視覚効果を無効にし、「Windows XP スタイル (Luna) を完全に無効化するには?」の手順で Luna を解除すると、Windows XP でも Windows 2000 と同程度軽快に動作することが期待できます。
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